NEW! 外国の手話にヨルダンを追加しました (2025/03/21)

外国の手話

ヨルダンの手話 固有名詞編

ヨルダンで主に使われている手話を動画でご紹介します。ご覧になりたい単語を下の一覧よりクリックしてください。手話動画に加えて単語の説明、サインライトが表示されます。
ヨルダンの国旗
ヨルダンの国旗
ヨルダンの位置
ヨルダンの位置
ヨルダンの概要外務省HP 2024.08.28付け)
1. 面積:8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
2. 人口:1,133.7万人(2023年世銀)
3. 首都:アンマン
4. 言語:アラビア語(英語も通用)
5. 宗教:イスラム教 93%、キリスト教等 7%
ヨルダン手話の動画 説明
ヨルダン・ハシミテ王国
المملكة الأردنيّة الهاشميّة
Hashemite Kingdom of Jordan
ヨルダンは、中東・西アジアに位置する立憲君主制の王国。首都はアンマンで、イスラエル、パレスチナ暫定自治区、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接している。ヨルダンは、イスラム教の開祖ムハンマドの子孫であるハーシム家を王家とし、世襲統治されている。住民の半数以上は、イスラエル建国や中東戦争に伴いヨルダンに逃れたパレスチナ難民とその子孫。
ヨルダン
الأردن‎‎
Jordan
ヨルダン・ハシミテ王国の通称
都市
アンマン(首都)
عمان
Amman
ヨルダンの首都であり、中東でも有数の国際都市。紀元前17世紀以来の古い都市で、古代の遺跡が多数ある。現代のアンマンは、近代的なビルが立ち並ぶ一方で、昔ながらの市場のある旧市街のダウンタウンを抱えている。また、イエスが洗礼を受けたとされるヨルダン川のワディ・ハラール(Wadi Kharrar)まで近く、多くのキリスト教徒が訪れている。
ザルカ
الزرقاء
Zarqa
ヨルダン西部の都市でザルカ県の県都。首都アンマンの北東約25キロメートルに位置し、人口は約80万人弱(2000年)でヨルダン第2位の大都市。 ザルカは「青色」を意味する言葉で、気候は乾燥地域に典型的なもので、昼と夜の気温差が大きく、アンマンよりも寒暖差が激しい。
イルビド
إربد
Irbid
ヨルダン北西部の都市でイルビド県の県都(イルビット、イルビッドとも)。首都アンマンの北70kmのヨルダン川東岸の険しい台地ギレアド(ギレアデ、Gilead)の北の縁に位置している。人口は、約32万人(2007年)となっており、ヨルダンでもアンマン、ザルカに次ぐ第3の都市である。
ルセイファ
الرصيفة
Russeifa
ヨルダンのザルカ県に位置する都市で、2010年の人口は約28万人で、ヨルダン第4の都市。ヨルダン中央部のザルカ川盆地にあり、アンマン〜ザルカ高速道路沿いに位置している。
アカバ
العقبة
Aqaba
ヨルダン南部の港湾都市で、人口は約9万5408人(2008年)。ヨルダンが唯一海に接する場所であり、紅海を経てインド洋に通じる重要な海上交通の要所である。第一次世界大戦中にアラビアのロレンスが奇襲して占領したことでも有名。
ワディ・アル・シール
وادي السير
Wadi as Sayr
アラビア語で果樹園の谷を意味し、ヨルダン・アンマン県の27有る地区の内14番目の地区。人口は約15.2万人で、先史時代のシール女王に因んで名付けられた。
アル・クワイシマ
القويسمة
al-Quwaysima
ヨルダンのザルカ県に位置する都市で、ヨルダンの首都アンマンから東に約22キロメートルに位置している。この都市は豊かなイスラムの歴史、建築、文化を有しており、そのアイデンティティと遺産に貢献している。
アル・ラムサ
الرمثا
al-Ramtha
ヨルダンのイルビド県に位置する都市。面積は40 km²で、2010年の人口は約12万365人。この名前は砂漠植物の「アル・ラマス」に由来している。
ティラー・アル・アリー
تلاع العلي
Tla' Al Ali
ヨルダンのアンマン県に位置する都市で、人口は約11万3197人(2004年)。アンマン市内に隣接しており、高台に位置しているため、市街地からの眺望が美しいことで知られている。
サルト
السلط
Salt
ヨルダン中西部の中心都市でバルカ県の県都。古代から農業などで栄えた街で、アンマンとエルサレムとを結ぶ古い街道の半ばに位置している。
言語
アラビア語
العربية (اللغة العربية)
Arabic
ヨルダンの公用語はアラビア語だが、英語も広く話されている。なお、ヨルダンのアラビア語は、シリア、パレスチナ、レバノンで話されるアラビア語とほとんど同じだが、エジプトのアラビア語とはかなり異なる。
英語
إنجليزي
English
名所
ペトラ
البتراء
Petra
世界遺産で、ギリシャ語で「崖」を意味する。この遺跡はヨルダン南部の渓谷の岩山を削ってに造られた隊商都市で、ナバテア人が紀元前2世紀頃に住み始め、ローマ帝国に併合されるまで交易で栄えた。また、映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のロケ地としても知られている。
ジャラシュ
جرش‎
Jerash
ヨルダン北部に位置する古代ローマ時代の都市遺跡。この遺跡はギリシャ・ローマ風の建築物がよく残り、その保存状態から「中東のポンペイ」とも称されている。ペトラに次いで人気のある観光スポットである。
ワーディー・ラム
وادي رم‎
Wadi Rum
ヨルダン南部・アカバ県の県都アカバより東に約60kmの地点に位置する砂岩と花崗岩でできた谷であり、ヨルダン最大のワーディー(涸れ川)。この美しい自然保護地域は「月の谷(ムーンバレー)」とも呼ばれ、ユネスコの世界遺産でもある。
アンマン城塞
جبل القلعة
Amman Citadel
ヨルダンの首都アンマンの市街中心部に位置する史跡。この場所は新石器時代からの居住の証拠があり、世界で最も古くから継続的に人が居住した場所の1つとみなされており、ローマ、ビザンティン、ウマイヤ朝の時代の建築物が残っている。
死海
الْبَحْرُ الْمَيِّتُ‎
Dead Sea
イスラエルとヨルダンに跨るこの巨大な塩湖は、世界で最も低い場所に位置しており、海抜は地表で最も低いマイナス433メートル(2019年時点)。死海の水源はヨルダン川だけであり、年間降水量が極端に少ないため、気温が高く湖水の蒸発が水分供給を上回り、高い塩分濃度(33%)が生まれた。
ネボ山
جبل نيبو
Jabal Nībū
ヨルダン西部に位置し、標高802メートルの山頂からは聖地の全景と、北にヨルダン川渓谷の一部が展望でき、晴れた日にはエリコの西岸地区の町やエルサレムも見ることができる。ネボ山は、ヘブライ人の預言者モーセによって約束の地を眺望させられた場所とされ、キリスト教やイスラム教の伝承でも名高い。
人物
アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王
عبد الله الثاني بن الحسين
His Majesty King Abdullah II Ibn Al Hussein King of the Hashemite Kingdom of Jordan
1962年1月30日にアンマンで生まれ、1999年2月7日からヨルダンの国王として在位している。イスラム教の預言者ムハンマドの血筋を引くハーシム家の出身。
料理
マンサフ
منسف‎
Mansaf
ヨルダンの国民食とも言われ、結婚式や祝祭、特別な行事の際に提供されることが多い。主に羊肉を使用し、発酵させた乾燥ヨーグルト「ジャミード」を使ったソースで煮込み、これをパンや米飯、ブルグル(乾燥挽き割り小麦)の上に乗せて供する。
ホブス(またはフブズ)
خُبْز
khubz
ヨルダンをはじめとする中東地域で広く食べられている伝統的なパンの一種。平たく丸い形をしており、小麦粉、塩、水を混ぜてこねて焼いたシンプルなパン。
ムタッバル
متبل
mutabbal
ヨルダンをはじめとする中東地域で人気のある料理で、焼きナスをペースト状にしたディップ。主な材料は焼きナス、練りごま(タヒニ)、ヨーグルト、レモン汁、ニンニク、オリーブオイルなど。
風土
砂漠
الصحراء
desert
ヨルダンの砂漠といえば、特に有名なのがワディ・ラム砂漠。ワディ・ラムは「月の谷」とも呼ばれ、その壮大な景観は多くの映画のロケ地としても知られている。例えば、「アラビアのロレンス」や「スター・ウォーズ」、「オデッセイ」などがここで撮影された。
宗教
イスラム教
الإسلام
Islam
ヨルダンでは、イスラム教が国教であり、国民の約93%がイスラム教徒。イスラム教はヨルダンの文化や日常生活に深く根付いており、宗教行事や礼拝が重要な役割を果たしている。
キリスト教
المسيحية
Christianity
ヨルダンでは、キリスト教徒は人口の約7%を占めている。キリスト教徒の多くはギリシャ正教に属しているが、さまざまな宗派が存在している。なお、キリスト教に関連する重要な歴史的・宗教的な場所も多くあり、特に有名なのが、イエス・キリストが洗礼者ヨハネから洗礼を受けたとされるヨルダン川の東岸、ベタニアの地。キリスト教徒は、イスラム教徒と共存しながら、宗教の自由を享受している。
ユダヤ教
اليهودية
Judaism
国名
イスラエル
إسرائيل
Israel
イスラエルは、1948年に建国された西アジアに位置する国で、地中海に面している。首都はエルサレムだが、国際的にはテルアビブが首都と認識されることが多い。
ヨルダンとイスラエルの関係は、両国間の戦争状態を終結、国境の確定や外交関係の確立、安全保障協力、水資源問題の解決を目指して1994年に締結された、イスラエル・ヨルダン平和条約によって大きく変わった。
レバノン
لبنان
Lebanon
レバノンは、中東に位置する国々であり、歴史的、文化的に豊かな背景を持っている。ヨルダンとレバノンは、歴史的にパレスチナ難民問題や地域の安全保障において共通の課題を抱えており、特に1970年代のヨルダン内戦(ブラック・セプテンバー)では、多くのパレスチナ難民がレバノンに移住し、レバノン内戦の一因ともなった。
パレスチナ
السلطة الفلسطينية المؤقتة
Palestinian
パレスチナ暫定自治区(パレスチナ自治政府)は、1994年にオスロ合意に基づいて設立された。この合意により、パレスチナ人による自治が認められ、ヨルダン川西岸地区とガザ地区で行政サービスや治安維持が行われているが、イスラエルとの対立や内部の政治的対立が続いている。
シリア
سوريا
Syria
シリア・アラブ共和国(シリア)は、西アジアに位置する国で、地中海に面している。首都はダマスカスで、古くから交通や文化の要衝として栄えてきた。
なお、2011年に始まったシリア内戦は、政府軍と反政府勢力の間で激しい戦闘が続き、多くのシリア難民を生み出した。現在も一部地域では戦闘が続いており、国際的な支援が求められている。
サウジアラビア
المملكة العربية السعودية
Saudi Arabia
サウジアラビア王国(サウジアラビア)は、中東のアラビア半島に位置する国で、首都はリヤド。サウジアラビアは、イスラム教の発祥地であり、メッカとメディナという二大聖地を擁している。
イラク
العراق
Iraq
イラク共和国(イラク)は、中東に位置する国で、首都はバグダード。古代メソポタミア文明の発祥地であり、シュメール、アッカド、バビロニア、アッシリアなどの古代文明が栄えた地でもある。現在のイラクは、1980年代のイラン・イラク戦争、1990年代の湾岸戦争、2003年のイラク戦争など、長年にわたる紛争と内戦を経験していて、今も一部地域では治安が不安定であり、復興と安定化が課題となっている。
地名
ガザ
قطاع غزة
Gaza
パレスチナの一部であり、地中海に面した細長い地域で、ガザ市がその中心都市。
ガザ地区は、2007年以降ハマースが実効支配しており、イスラエルとエジプトによる封鎖が続いている。2024年10月時点、イスラエル軍とパレスチナ武装組織ハマスとの間での戦闘が続いており、ガザ地区では4万1,600人以上の死者と9万6,600人の負傷者が発生し、住民の約9割に当たる約190万人が避難を余儀なくされている。
団体名
ハマース
حماس
Hamas
ハマースは、1987年に設立されたパレスチナのスンニ派イスラム原理主義組織で、現在はガザ地区を実効支配している。正式名称は「イスラム抵抗運動」(Harakat al-Muqawama al-Islamiya)で、イスラエルの破壊とイスラム国家の樹立を目標としている。